タングドラムの歴史

Tongue Drum

タングドラムの楽譜を作っている中野 心乃華(なかの このは)です。

「タングドラム」って、どんな風に作られていったかご存じですか?

ご存じない方が多いと思います。


そこで、この記事では

  • 「タングドラムの歴史って、どんななの? 」

という方のために

  • タングドラムの基本的な仕組み
  • タングドラムの歴史

について紹介します。

タングドラムの基本的な仕組み

まず、タングドラムの基本的な仕組みを説明します。

タングドラムは金属に、舌のような形状の切り込みがされていて、

それがタングドラム、タング=「舌」ドラムという名前の由来となっています。


タングドラムの大きい舌の部分は、

切り込みが大きければ大きいほど、共鳴する音の周波数は低くなります。

そして、小さな舌の部分は高音になり、大きい舌の部分は低い音を形成します。

元々、タングドラムは、古いプロパンガスのタンクから作られています。

だから、「タンクドラム」と呼ばれることもあります。

タングドラムの歴史

西アフリカでは、丸太でドラムを作る伝統があります。

基本的に丸太が空洞になっていて、スリットが入っていて、音が鳴るタイプのドラムです。


スリットドラムは、西アフリカのギニアの森林地帯が発祥の地だと言われています。

アフリカ人、アステカ人、インドネシア人など

複数の古代文明で儀式と娯楽の両方を目的として使われていたとされています。


木を箱状にして作られた「ウッドスリットドラム」が、今も使われています。

↓ウッドスリットドラムというのは、こういう楽器です。


1980年代頃から調理用のプロパンガスが普及し始め、

古いプロパンガスのガスタンクが、様々なアイテムにリサイクルされるようにもなりました。

その中で登場した1つが「タングドラム」と言われています。


タングドラムの基本構造は、「ウッドスリットドラム」に似ています。

タングドラムは、金属の舌が共鳴して音を出すので、舌が大きいほど音が深くなります。

そのため金属をちょうどよい大きさにカットする必要があり、チューニングに時間がかかります。

沢山の時間をかけて作ってくださった楽器を使わせていただける喜びをひしひしと感じつつ、

タングドラム生活を楽しみましょう。

まとめ

タングドラムは、作られ始めてから40年ほどで、比較的歴史の浅い楽器です。

でも、最近では大手の楽器店「島村楽器」さんなどでも取り扱いが始まるなど

取り扱う楽器店が増えてきました。

あなたの街の楽器店でも、もしかしたら取り扱っているかもしれません。

近くを通りかかった時などにのぞいてみてくださいね。


人生は一度きり。

あなたの人生がより豊かで、充実したものになりますように☆


▼この記事の動画版もあります▼

よろしければ、ご覧くださいませ♡


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