ご存じない方が大半だと思います。
- タングドラムを作るための材料や道具
- タングドラムの作り方
などについて紹介します。
タングドラムの作り方
タングドラムを作るための材料・道具など
・プロパンガスのガスタンク
タングドラムは、プロパンガスのガスタンクで出来ています。
▼注意▼これはガスが入っている状態のタンクですが、ガスの入っていないものが必要です。^^;
・鉄が切れるカッター
プロパンガスのガスタンクをカットするため、
金属を切ることができる道具が必要です。
・ディスクグラインダー
内側の錆を取り除くために使います。
・金属を溶接するための道具
ガスタンクの底を2つ使用し、
それを溶接して楽器にするために必要です。
・溶接用の手持ち面や溶接用のヘルメット
ガスタンクをカットする時に火花が飛び散るので、
ゴーグルで目を保護することが必要です。
・金属を研磨する道具
表面を滑らかにする時に使います。
・スプレーペイント
タングドラムに色をつけるのに使います。
・コンパス
・アセトン
・調律用のチューナー

希望の音を作るために、調律をしながらの作業が必要になります。
タングドラムの作り方
1 プロパンガスのガスタンクの底の部分をカットし、丸い面が出るようにします。
2 プロパンガスのガスタンクの底の、丸い部分の中心に鉛筆で印をつけます。
3 中心から8等分になるように、鉛筆で印をつけます。
4 コンパスで真ん中から順に円を描いていきます。
5 外側にもコンパスで円を描いてデザインしていきます。
(ここが舌の様なデザインになる所です)
6 ペイントしたい部分だけにペイント出来るようにマスキングテープを貼り、
好きな色のスプレーでペイントします。
7 先ほど鉛筆で印をつけた部分を、鉄が切れるカッターで切っていきます。
このとき、時々鳴らすなどしながら調律していきます。
8 余分な側面の部分を切り落とします。
(ガスが残っている場合もあり、危険なため注意しましょう)
9 ディスクグラインダーを使って、内側の錆を取り除きます。
10 ガスタンク本体の塗装を取り除きます。
11 タングドラムを鳴らし、調律していきます。
(調律のため、舌の部分の切り込みを深くしたり、溶接して切り込みを浅くしたりします)
12 調律が終わったら、下の部分となるものを綺麗にカットします。
13 楽器の上の部分と下の部分を溶接して1つにしていきます。
14 溶接が完了したら、溶接した部分をディスクグラインダーを使って整えていきます。
15 研磨していきます。
16 グリースを取り除くために、アセトンで拭きます。
17 スプレータイプの塗料で色を塗って完成。
まとめ
タングドラムを作る時は、
金属をカットするので結構火花が飛び散ります。
また、本体自体がプロパンガスのタンクのため、ガスが残っていることがあるかもしれません。
そのため家の中で楽器を制作するのは、やめた方がいいでしょう。
作ってみたいという方でも、材料や道具を揃えるのは大変ですよね。
以前、日本のタングドラムメーカーのスガイ打楽器製作所さんにて、
「プロパノータ」(スガイ打楽器製作所さんのタングドラム)を作る
ワークショップなどが開かれていました。
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作ってみたい!と思われた方は、
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